布マルチ製造
水稲直播有機栽培「布マルチシート」製造
人と環境にやさしい“コットン”リサイクル農法 ―超省力無農薬有機栽培で美味しいお米作り―
「布マルチシートとは」
布マルチは鳥取大学名誉教授の津野幸人農学博士が研究し、丸三産業と共同開発したもので従来綿製品を作る過程で出るくず綿を原料とした不織布シート二枚を重ね、間に種もみを挟みこんだもので水稲直播有機栽培(別名:お布団農法)用の不織布シートです。
- 乾いた田でのマルチ布敷設
- 田植機利用によるマルチ布敷設
- 津野幸人農学博士
「布マルチシート」水稲直播有機栽培と特徴
栽培方法 | 布マルチを使用した栽培方法はロールになった布マルチシートを水田に転がして敷き詰め、布の下に水を入れシートを浮かべます。 稲はシートを突き抜けて成長しますが、雑草は水面下で成長しても布を突き抜ける事が出来ない構造になっております。 三葉が出たら落水し着土します。 種籾は着土し地中に根を張りますが、雑草はシートに押さえつけられ成長できません。後は、間断灌がいの水の管理を行えば完了です。 布マルチシートは天然コットン100%なので、水田では土壌微生物によって約50日で分解されて、土壌有機物となり地力の維持に役立ちます。できたお米は安全で美味しいお米と評判です。 |
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特徴 | ・田植え機不要・育苗不要 ・除草剤・農薬を使用しない安全・安心の米つくり ・環境保全に貢献し、楽々有機農法を実現 ・棚田など不整形の田にも好適 |
雑草を抑える「布マルチシート」の使い方
種もみがサンドイッチ状態にされた布マルチを田に敷き、入水。布マルチは油を含むので浮きます。
A:鞘葉は固いので布マルチシートを突き抜けます
B:根は水中に伸びていきます
C:水生雑草も発芽します
3葉が少し出たら落水。
D:水性雑草の本葉は布マルチシートを突き抜けられずに押しつぶされます
- 油粕、家畜糞堆肥などの有機肥料を元肥として施用して耕す。
- 代がきで田を平らに均し、田が乾いて楽に歩行できる状態で敷設。
- 1~2の状態を約20日間保つこと。
- 3の状態で水を完全に落とし、田を乾かして苗を着土させる。
- その後は、間断潅がいで水を時々与える。
「布マルチシート」の規格
布マルチのサイズ
1ロール 幅 110cm × 長さ 100m
※種もみは25cmの間隔で4列に筋蒔きされています。
※1反(10アール)当たりおよそ10ロールを必要とします。
種もみ(種子)持ち込みをご希望の方は10ロール以上のご注文から受けたまわります。
但し、納品時期については種もみサンドイッチ作業に時間が掛かりますのでご注文時に担当者にご確認下さい。
畑用布マルチシートもございます
※野菜や樹木等の栽培にも大きな効果を発揮します
- 野菜用布マルチシート「レタス」
- 野菜用布マルチシート「ピーマン」「なす」
- 野菜用布マルチシート「すいか」
- 野菜用布マルチシート「かぼちゃ」